火曜日は幼稚園ラストデイでした。
クリスマス発表会の練習を見せてもらいました。
数十人の子供たちが英語と日本語の歌を大合唱。
観客は私一人。貸切状態。
圧倒されて、感動して号泣でした~~。
クリスマスソングや日ごろ練習していた童謡など。
発表会本番では、ハンドベルも披露するそう。楽しみです。
歌の練習の後、「今日でノンちゃんとお別れです。ノンちゃんありがとう。さようなら」と先生が紹介してくれて、
皆が「バイバイ!ありがとう!」と言ってくれました。
ノンはキョトンとしてたけど、クラスの一員だったんだなぁ。
サマースクール合わせてわずか3ヶ月弱。ホントに素敵な幼稚園でした。
ここに通うようになって、私自身も子供と接することが前より楽しくなったし、それはノンが園を楽しんでいたからだと思う。
もっと通いたかった。。
ここ数週間は、友達に付き合ってもらって思い出の公園で遊んでました。
アメリカに来た頃は、滑り台も怖くて出来なかったけれど、今はウンテイなんかもしちゃう。
走り方、遊び方が随分変わりました。
この公園に連絡先を書いた紙を握り締めて、朝夕毎日通った頃が思い出されます。
着いたのは暑い時期だったので、公園には犬しかいなくて日本人に中々出会えず、焦っていたし寂しかったー。
ノンも環境の変化で不安定だったから、私が知らない人と話すのを嫌がり、会話の邪魔をされて
「ママにお友達が出来ないと、ノンちゃんにも出来ないってことなんだよ。だからママがお話ししてる時は静かに待っていて!」と叱ったりもしました。
一人友達が出来て、また一人出来て、その二人がつながって、、、とコツコツ作って来た人の輪。
お友達が出来なくて寂しかったのに、今は彼女達と別れるのが寂しくてたまりません。
自分一人では何一つ出来ませんでした。
空港から一歩も動くことが出来なかった。
まさに右も左も分からない時に、「こっちだよ」と導いてくれた友達。
悩みや愚痴をいつまでも聞いてくれて、親身になって相談に乗ってくれた。
来たばかりの頃に出来た友達は、ともに手探りで歩んで来た同士という格別の思いがあります。
その皆が、送別会を開いてくれました。
会社からの発表が遅く、友達に帰国を打ち明けられなくてしんどい時期がありました。
公園でいつものように遊んで「バイバイ」と普通に別れて、家に帰って泣きながら船便一回目の荷造りしました。
「来週から一時帰国するんだ。お正月にアメリカに戻ったらまた遊ぼう」と言われ「ああ、この子とはもう会えないんだ」と思いながらも言えなくて、心苦しかった。
やっと辞令が下りて皆に帰国を告げ、言えなくて皆を騙しているようで辛かったけどごめんと言うと、
「そんなこと考える必要ない!辛い思いしてたこと、気付かなくてこっちこそごめん」と言ってくれました。
コーヒー好きのMちゃんは、公園にコーヒーを買って持って来てくれました。
自宅で入れて、ポットで持って来てくれたこともある。
カップ、お砂糖、ミルクまで。
「たまにはママも、ゆっくりしようよ」。
そう言ってコーヒーをついでくれるMちゃん。
暑い日には保冷バッグに冷たいお茶を入れて持って来てくれた。
皆でベンチに座って、コーヒーを飲みました。
ベンチに座って遠くで子供が遊ぶのを見ながら、「みんな大きくなったねぇ」としみじみ。
出会った頃は、子供に付きっ切りで遊んでました。
ヨチヨチ歩きの子もまだいたし、滑り台も一緒に滑っていたし。
子供たちは、みんなそれぞれ大きくなりました。
そしてママたちも、出会った頃とは違っているはず。
支え合って、助け合って、笑って泣いて、アメリカ一年生として一緒に育って来た仲間達。
皆のお陰で、最高に楽しい1年4ヶ月のアメリカ生活でした。
今朝はアナハイムの小児科へ。
溶連菌のチェックアップ。やっと陰性!ひと月掛かった~。
さらにカゼ引いたらしく黄色い鼻出してますが、なんとか無事に帰りたいものです。
小児科の先生、優しい看護婦さん(今日初孫が生まれるそう!)とも最後のお別れして来ました。
あそこに行く度シールと飴をもらって、一体いくつ集まったかな?
一つずつ築いたお付き合いを、一つずつ畳んで。。
そして今夜はクリスマス発表会とパーティでした。
温かい雰囲気に包まれてた。
ハンドベルも歌も、頑張ってた!
壇上にノンがいて、客席に夫と私がいる、という状況は私達にとって初体験。
客席から手を振ると、恥ずかしそうに笑ってたノン。
短かったけど、ノンも私も幸せな幼稚園でした♡
#
by suara-erhu
| 2013-12-20 14:06
| 子育て