土地のチカラ
2012年 07月 29日
届いた米国VISAを仏壇に上げました。
祖母宅の仏壇に入っているメンバーは3人ともLAで暮らしていました。
曾祖父母がアメリカに移り住み、祖父がそこで生まれ育った。
なのでLAは行ったことないけど「おじいちゃんの故郷」として子供の頃から身近な存在でした。
当時の知人と今でも交流が続いていたり。
ブログに以前も書いたけど、前回の駐在地ジャカルタもまた祖父ゆかりの地。
戦争でインドネシア・スマトラ島に赴き、木の根っこをかじって飢えをしのいだ、という話を幾度となく祖父母から聞きました。戦後は戦争裁判の通訳として、ジャカルタの長く留まっていたそうです。
その時の知人から頂いたバティックが実家に沢山あって、「面白い模様だな」と子供心に思っていました。
まさか自分がそのジャカルタで暮らすことになろうとは。
そしてさらに、二度目の赴任地がまたもや祖父にちなんだ土地になろうとは。
土地が持つ引力を強く感じています。
天国は空にあると思われているし、亡くなった人を想う時、なんとなく空を見上げてしまう。
だけど最近、むしろ土の下、地球の中心部に天国はあるのではないか、と考えたりします。
それほど土地から引っ張られている感覚を覚えます。
下敷きの上に紙で出来た人形を置いて、下から磁石を当てて人形を動かす、という玩具を「できるかな」でノッポさんが作っていたのを覚えています。
私も真似して作ってみた。
あの玩具って、もしかしてリアル人間界かもしれない。
そう思ったりします。
見えない力が働いて、私たちの行く場所、住む場所が方向付けられている。
そしてどこへ行っても、必ず素敵な出会いが待っている。
それもまた、見えない力(ご先祖様?)が用意してくれているような気がするのです。
by suara-erhu
| 2012-07-29 14:57
| 思うこと