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3歳のノンと、日々是好日。


by suara-erhu

サンフランシスコ国際空港。。。

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今回ほど、家に帰って来てホッとした旅行はありません。
6日土曜日、午前中に海辺で遊んでホテルへ戻り、さぁ空港へ行くぞという時にアシアナ航空の墜落事故を知りました。
まさに同時。
「空港が閉鎖されてるから行かないでホテルに留まった方が良い」とホテルスタッフに言われました。
私達が乗るはずのフライトもキャンセル。
その時点で延泊を決め、ホテルの部屋と、翌日7日のフライトを取りました。

もしあの時、事故を知らず空港へ行ってレンタカーを返してしまっていたら。
空港で一夜を明かすことになっていたでしょう。
荒れ放題の3歳児を連れて!

昔バリ島で飛行機が大幅に遅れた時に、長時間空港に缶詰になった経験があります。
だけどあの時は夫婦二人。ぼんやりただ待っていれば良かった。
今はちがーう!

台風や事故で、空港や新幹線の駅に寝泊りする人々をテレビで見る度
「大変だなぁ」と思いますが、自分が当事者にならない限り、どんな出来事も対岸の花火に過ぎないのだと
分かりました。
人の立場、人の気持ちを理解するのは簡単なことではない。。
弟が通っていた幼稚園の園長先生が「わが身をつねって人の痛さを知る」という格言を授けて下さり、
我が家では金言となっていますが、つねっただけでは分からない!

とにかく、私達は空港へ行かなかったために、温かいお風呂に入ってフカフカのベッドで眠れたのでした。
あのあり難さ、生涯忘れないと思います。

同じホテルにお泊りの、アメリカ他州在住日本人のご夫婦は、外出中だったため事故を知るのが遅くなり
ホテルもフライトも取れず困っていらした。

私達は本当に幸運でした。神さまに感謝!!
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そして7日日曜日。篭城覚悟で大量の食べ物と共に、空港へ行きました。
チェックインカウンターに長蛇の列はあるものの、大混乱した気配はもうありませんでした。
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でも、ゲート近くで寝込んでる人がいたり、ひとつ飛行機が飛び立つと拍手が沸き起こったり、異様な熱気と緊張感の中、私達もゲートに急ぎます。

滑走路で、事故機を見ました。真っ黒に焼けて、ぐったりと横たわっていた。
どうしてこの金属のカタマリが空を飛ぶのか、もはや理解出来ない気持ち。
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不安を感じながらゲートで待っていると、UnitedのパイロットがパイロットのバッジとUnited Boeing737のカードをノンにくれました。
なんとなく安心して、飛行機に乗れました。
着陸時はやっぱり怖かったけど。

一日一日無事で元気に暮らせることは、あり難い。
そう思うのにすぐ忘れてしまう。。それでもほんとーうにあり難い!つくづく思い知る旅行となりました。

サンフランシスコで撮った写真は、また日を改めてUPします♪
by suara-erhu | 2013-07-09 02:41 |